眠る彫像 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
古文書学という堅い学問を専攻したのが災いしたのか、フランシスは大学を卒業したあといまだ就職口が見つかっていない。やむなくアルバイトをして急場をしのいでいたがようやくチャンスは訪れた。大地主カーソイズ家で古文書保管員を一人採用したがっているというのだ。ここで働くことはフランシスにとって願ってもないことだった。当主ハリー―彼はかつて新聞のゴシップ欄を賑わせ、少女時代の彼女の憧れの人だった。そして邸内の霊廟には不思議な魅力をたたえたあの彫像が横たわっている…。フランシスは期待と不安に胸躍らせてカーソイズ邸へ向かった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ジョージ,キャサリン
ウェールズ生まれ。エンジニアと結婚し、九年間ブラジルに暮らす。その後、息子と娘の教育のためにイギリスに滞在することが多くなり、一人で過ごす夜に小説を書くようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ふられた花婿 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
看護婦として働いているセーラは、休暇で南フランスへ来ている。母に頼まれて、彼女の友人一家の面倒を見るべく同行したのだ。フランスに到着して以来、子供たちの世話はもちろんのこと、次から次へと用事を押しつけられて、ゆっくり休む暇もない。今日も、ひとり暮らしの隣人が長旅に出たので、彼女の鉢植に水をやるため、隣の留守宅へ来た。玄関を入ると、誰もいないはずの家に男物のシャツが落ちている!点々と散らばる服のあとをバスルームまでたどってきたセーラは、目の前のドアが開く音にぎょっとして顔を上げた。腰にタオルを巻いただけの、裸同然の男が立っているではないか。この男は何者なの?セーラは思わず彼の体に目を走らせていた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
モーティマ,キャロル
秘書の教育を受けたが結婚し、1980年初めての子供をもうけた。英国生まれで、現在はマン島に住む。アン・メイザーの作品に傾倒して、同傾向の作品を書きはじめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
愛の島 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
フランチェスカ・ドルリーは、その輝くような美しさゆえに、たびたび義兄の会社のため、客をもてなすホステス役を務めさせられてきた。義兄はフランチェスカを“我が社の秘密兵器”と呼び、ドレス・アップさせて顧客とのディナーやパーティーに連れ回す。両親の死後、ずっと面倒を見てくれた義兄でも、もう我慢できない。だが、そんな彼女の気持は、義兄に連れていかれたカジノでまた無視された。義兄は賭に負けた代償にフランチェスカをさし出したのだ。危険な魅力を持つ男、マクシミリアン・ドネリに。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マートン,サンドラ
アメリカの作家。少女のころから書くことが大好きで、早くからラヴ・ストーリーを書いていた。ロマンス作家としてのデビューは1986年。その後次々と作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
オランダの休日 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
孤児院で働く心優しいルーシーは、恵まれない子供たちの世話に生きがいを感じる毎日を送っている。けれども、世界中を駆け巡る活動的な両親と華やかで充実した生活をエンジョイする姉と妹に囲まれるとなんとなく居心地の悪い思いをするのも事実だ。そんなある日、重病の子供を連れて病院に行ったルーシーは担当医のドクター・サーロウに会って、一大決心をする―“どんなことをしても私はあの人と結婚してみせる”ところが、もともと引っ込み思案の上に初めての恋とあっては、ルーシーの思いは空回りするばかり…。
内容(「MARC」データベースより)
孤児院で働くルーシーは、恵まれない子供の世話に生きがいを感じて毎日を送っている。だが、華やかな姉妹や両親にかこまれるとなんとなく居心地が悪いのも事実だ。ある日、子供を病院につれていったルーシーはドクター・サーロウに会い、一大決心をする。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
結婚はビジネス? (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
アヴィーナは、一族が経営する会社で働いている。彼女の会社は今、大資本のコングロマリット―ランカスター・グループの関連会社と取り引きしようと懸命だ。仕事を得ようとやっきになっている義兄たちに説得され、関連会社の新社屋オープニング・パーティーに出席したところ、アヴィーナは尊大な雰囲気に満ちた黒髪の男に目を奪われた。その男こそ、巨大グループ企業を率いるナイル・ランカスターだった。なぜかナイルが興味を示し、じきじきに会いたがったので、アヴィーナはおびえ、あわててパーティー会場から逃げだしてしまった。だが、ほどなくナイルはアヴィーナの前にふたたび現れ、彼女をバージンだときめつけたうえ、最初の相手にしてほしいと言った。なんて厚かましい人!あなたとは今後いっさい関わり合いたくないわ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スティール,ジェシカ
イングランド中部の田舎に、七人兄弟の六番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
危険な偶然 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
目を覚ましたとたん、ジニーは奇妙な違和感を覚えた。ブルーとグレイで内装が統一された美しい室内―しかし、一度も見たことのない部屋だ。それに下あごのどす黒いあざはどうしてできたのだろう。そのときゆっくりとドアが開いて、ひとりの男が姿を見せた。冷酷そうな唇、あざけりを浮かべたブルーの瞳を目にした瞬間、ジニーの脳裏にすべてがよみがえった。この男は恐ろしい誘拐犯!実業家マーシャルの子供たちを誘拐し、ふたりの登下校の送迎役のわたしまで一緒にさらったのだ。子供たちとわたしは、これからいったいどうなるのだろう…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウォーカー,ケイト
イングランド中部ノッチンガムシャーの生まれだが、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育った。ウェールズの大学、大学院に学び、ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得した。学生時代に知り合い結婚した夫との間に息子が一人。刺繍や編み物が趣味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
祭りの夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
南スペインで映画『危険な真夜中』のロケが行われていた。監督のセブ・コーベルは数々の賞を受賞した実力派で、スタッフも優秀なはずなのに、なぜか撮影中に事故が続発する。何人ものスタント・ガールが仕事をおり、結局、最高のプロであるジョーのところに破格のギャラで出演依頼がきた。彼女は本当は気が進まなかった。主演女優のアンナ・ベスと以前仕事をしたとき、いやな思いをさせられたからだ。だがジョーにはある事情があって、どうしても大金が必要だった。ロケ地に着いたとたん、ジョーは監督セブの強い個性に圧倒された。なんだか悪い予感がする…。
楽園の憂鬱 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学卒業を間近に控えたアンナの前に、幼いころから恋い焦がれるダン・トーレンが四年ぶりに現れた。彼は作家として成功を収め、今はバハマの孤島で暮らしていた。急死したアンナの後見人、ギャビンの遺言によれば、息子のダンが後見人の役を引き継ぎ、アンナの面倒を見るという。初恋の人との再会で半ば自暴自棄になって体調を崩したアンナになぜかダンは好意を示し、自分の島で静養させようとする。四年前、あの別れの日にダンを愛する気持も捨てたはず。それに彼には奥さんと息子もいる―アンナは自分に言い聞かせた。ところが、ダンは彼女への熱い思いを隠そうとはしない。
琥珀色のルーシー (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「ルーシー、助けて!マッツァルディの手から私を救って!」。三週間前、冒険と職を求めてイタリアへ旅立った妹のセリーナから、切羽詰まった声で電話がかかってきた。もともとセリーナは向こう見ずでよくトラブルを起こすタイプだが、今回はいつもと様子が違う。雇主に借りたお金が返せなくてひどい目にあわされそうだという。セリーナの身に何事か起こったら大変だわ。ルーシーは経営する小さな老人ホームを代理の人に任せて、あわただしくイタリアに飛んだ。まだ見ぬ男への激しい憎悪と一抹の不安を胸に抱えて…。
奇妙なハネムーン (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
シャーリーは左手の薬指にはめた指輪を光にかざした。あと八日で、わたしは愛するスペンスの花嫁になるんだわ。しあわせな気分で新居となるコテージのドアを開けると、ソファで抱きあうスペンスと美人秘書ウエンディの姿が!驚いてつめ寄るシャーリーに、彼は「僕を信じて」としか答えない。シャーリーはダイヤの指輪を惜しげもなく投げつけた。やがて婚約解消が小さな町に知れ渡り、いたたまれなくなった彼女は叔父の所有する山荘に向かった。ふられた花嫁の一人ぼっちのハネムーンなんかじゃないわ。寝苦しい夜から目覚めた時、シャーリーは信じられないものを見た。居間のカウチで眠るスペンス…なぜここに。
内容(「MARC」データベースより)
ソファで抱きあうスペンスと美人秘書の姿に、シャーリーは、ダイヤの指輪を投げつけた。婚約解消後、いたたまれなくなった彼女は叔父の所有する山荘に向かう。ところがその夜、居間にスペンスが眠っていて…。